株で勝つ為に最も重要な「売り時」の見極め。売却ルールを徹底できる人が勝ち組として生き残る。
あなたは売却ルールを破った経験はありますか?
僕は何度もあります…(後悔ばかり)
目標株価まで上昇したのに、欲張ったためにむしろ損切りで終えたこと。
損切りラインに到達したのに、「もしかしたら」と余計な期待を抱き、想定の倍以上の損切りをしたこと。
数えきれないほど、僕は売買ルールを破ってきました。
守らなかったことで、1年かけて積み上げた大幅利益を2ヶ月で溶かしてしまった経験もあります…
余裕がある時ほど、ルールを破ってしまいます。
わかっていても難しい。これが株式投資の心理状態です。
株の売買において最も重要なことが、どうなれば売却するかシナリオを決めておくことです。
いかに決めたルールを実行できるかが重要です。
むしろ正しい知識があれば、ルールを守るだけで勝てます。
僕はトレード歴3年で100敗しています…(負けすぎですね)
そんな僕が復活できたのは、2つのルールを取り入れてからです。
絶対に抑えたい2つの売却ルールとしてこの記事で紹介します!
負け続けの個人投資家にはお役立てできるかと思います!
売却(利確)する判断基準は何?
今回紹介するテクニカル指標を活用した売買テクニックは、ファンダメンタル視点でも、エントリータイミングにおいて非常に重要な考え方です。
どうなれば売りなのか、こちらを理解すると、一瞬で判断できるようになります。
いざ実践となると、ルール通りに売買できないことも多々ありますが、知識があるとないとでは大きく違うので、しっかり捉えておきましょう!
移動平均線を軸に売買
スイングトレードの場合
基本的には25日線の上に株価がある限り、購入した銘柄は保有し続けます。
上昇トレンドが長期化すればするほど利幅が大きくなるため、最も儲かりやすい手法です。
目標株価に到達した際は、売却しても全く問題ありません。
この形で常に警戒することは、トレンド転換時にすぐに逃げられる準備をしておくことです。
逃げるタイミングとして、一番わかりやすいのは2パターンです。
①ローソク足が25日線を下回る
②5日線が25日線をデッドクロス
①の場合は騙しで押し目となることもありますが、仮にそうなったとしても売却を後悔する必要はありません。
むしろ騙し上げの経験は、NGな成功体験です。基本的にはデッドクロスすると、トレンド転換がしやすく下落に向かいやすいです。
しかし、デッドクロス後に売れずに保有。すぐに切り返し上昇して利益を得られた。
そんな経験があると、また同じ展開を期待してしまいます。
これが続くと確率論的に負けが圧倒的に増えます。
僕も同じ局面になると、「明日もし急騰したら後悔するな…」という自分にとって都合の良い解釈で保有してしまったことが何度もありますが、結果的に含み損が膨らんだケースがほとんどです。
本当に痛い目に遭います…
ルールに従って売買することをオススメします。
上図もよくあるチャートです。
底値が切り上がり、5日線が25日線をゴールデンクロス。25日線に沿って5日線が上向きになったため、上昇トレンドを期待し押し目買い。しかし想定通りに上昇せず、トレンドラインを下回る展開。
ここでよくある投資家の考え方が…
①上昇トレンドは崩れたが直近安値が支持線になるかも
②少し利益が残っているし反発したら後悔するため保有
③レンジ圏を期待して高値に戻ったら売ろう
買った理由が崩れたにも関わらず都合の良い解釈で保有しようとした時は危険です。
このケースはレンジ相場か下落トレンドに向かいやすいです。
上図では、2週間ほどレンジで横ばいとなり、デッドクロス後にトレンド転換し下落しているので、保有していれば大きな含み損を抱えたことになります。
トレンドに沿って購入した時は、トレンドラインを下回った時点で売却する方が傷口を広げずに済みます!
短期トレードの場合
短期目線でトレードする場合は、5日線を売買の判断基準としましょう。
5日線に沿って急騰する際は、5日線と25日線の距離がどんどん広がるので、どうなれば売却するか判断が難しくなります。
移動平均線は距離が広がり過ぎると、乖離を修正しようとする動きが出やすくなり、スピード調整することがよくあります。それにより大きな利益があっという間になくなる…
そんな経験をしたことがある人も多いと思います。
後悔しないためにも、急騰した時の売却基準はローソク足が5日線を下回った時に設定すると良いです!
支持線を軸に売買
レンジ相場
一番大事なことはレンジの幅を下抜けたら、すぐに売却を行いポジションを撤退することです。
下抜けた時は大陰線が出やすい傾向にあります。
大陰線は売りが強い証。
相場のトレンドは、資金をたくさん抱えた大口投資家がいつも起点です。
レンジ幅を突き抜けたということは、大口投資家がレンジ相場を崩し、下落トレンドを誘発させようとしている意思表示かもしれません。
投資初心者ほど、連続陰線で暴落が起きた際に損切りができなくなるので、支持線が崩れたら損切りと決めた方が大損失の防止に繋がります。
一方でレンジの上値ラインを突き抜けた時は、売らずに保有しても問題ないです。
レンジ相場で壁になっていた上値ラインが、次は反発線の役割に変わり上昇圧力を高める手助けをしてくれます。
簡単に言うと押し目を作りやすくなります!
こちらはトレンド転換を見極める大事なテクニック!
しかし相場なので、セオリー通りにいかないこともあります。
上図のように、レンジの上値ラインを一度超えたが、上昇トレンドとはいかずにまた上値ラインを下回ってきた…
これはうまくトレンド転換できなかったことを意味するので、売却してリスクを負わないことが賢明な選択です。
高値の切り下がり
これもよく含み損を抱えるケースの一つです。
押し目買いで上昇トレンドに期待するも、直近の高値付近で弱い動きが出て、結局高値を超えず株価が切り下がってきた…
投資家なら度々経験する形だと思います。
このケースは以下2つを売却の基準にすると良いと思います。
この現象が起きたら撤退!
①直近高値付近で陰線や上ヒゲが目立つ
②うまく押し目を作れず5日線が25日線をデッドクロス
①の場合は直近高値付近で売りたい人が多いからこそ、陰線や上ヒゲで強い抵抗を受けています。
②の押し目付近は紙一重です。
移動平均線同士の距離が近いので、下落に転じると上図のようにデッドクロスを形成し、暴落を引き起こす可能性も高まります。
安全に利確するなら①を選択(初心者向け)、トレンド重視なら②の判断(損切りできる方)で売買できると理想です。
まとめ
2つの売却ルール
- 移動平均線を軸とする
- 支持線を軸とする
株式投資で最も重要な「売却」のタイミングについて、初心者向けに解説してきました。
常に投資では「明日もしかしたら上がるかも…」という、たらればの誘惑が付きまといます。
しかし、間違った売買ルールで運良く利確できてしまった体験が最も危険です。
プロの投資家がどれだけ正しいルールに沿って売買ができたとしても、勝率は6〜7割程度と言われています。
一番優先すべきことは、ルールを忠実に守り勝率を高めていくことです。
この記事が読者の投資スキルの向上に少しでもお役立てできれば幸いです!
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最後までご覧頂きありがとうございました!
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