株式投資の退場者にならないために!底入れサインを理解すれば、相場に生き残り続けられる◎
株式相場が暴落した時に、とてつもない不安とストレスで精神的ダメージを受けた経験はありませんか?
僕は何度も経験して、何度も深い傷を負っています・・・
どんどん減っていく自分の資金…
どこまで下がるかわからない不安…
元に戻れるかわからない絶望感…
孤独に戦う投資家も多いので、暴落時はどうしてもネガティブになってしまいます。
投資で勝つには精神的強さも必要です。
暴落によって大きな損をすると、退場者が続出します。
大失敗による絶望で心が折れた…
投資はギャンブルだった…
結局誰も勝てない運ありきのゲーム…
退場者にも様々な解釈があると思います。
相場のルールを少し理解して、底入れのタイミングを見抜く力があれば、退場せずに生き残れた投資家はどれだけいただろうか?
ルールがわからないから怖い、だから辞める。
きっとそんな方が多数います。
投資は今後の人生で必要不可欠だからこそ、ある程度の基礎知識は付けておいて損はないです!
退場者が少しでも減らせるよう、底入れサインの見抜き方をこの記事で解説していきます!
6つの底入れサイン
ダブルボトム
ダブルボトムとは、底が2つあるチャートの形です。
株価が大きく下落した後、一旦上昇するも再度前回安値付近まで下落し、上昇に向かっていきます。
アルファベットの「W」のような形なので、二番底になりそうな時はイメージしやすいと思います!
しかし、ネックラインを完全に超えるまではダブルボトムの完成とは言えません!
二番底を打っても、この時点で上昇トレンドに転換したとは言えず、またネックラインで反発し、3度目の底値試し(逆三尊に向かう)をすることもありますので、常に先読みして警戒感を持っていなければいけません。
上図のように、ネックラインを完全に突破した後が絶好の買い場となり、上昇トレンドにも乗りやすい形となります。
上昇幅の目安は、二番底の安値からネックラインまでの値幅分をイメージして、利確ラインを決めておきましょう!
逆三尊(トリプルボトム)
逆三尊とは、底が3つあるチャートの形で、下落トレンドの終了を示すチャートパターンです!
3つの谷が出現し、中央の底値が両端の底値より低いと「逆三尊」と言われます。
逆三尊はダブルボトムよりも底入れの可能性が高くなります。
それは一番右の谷の底値が、中央の谷の底値より切り上がるためです。
ネックラインを超えることで、次の底値が更に上がりやすく、上昇トレンドを形成しやすい流れになります。
底値が切り上がるということは、直近安値を超えるほどの売りエネルギーがないと判断した投資家が多い証で、反対に上昇エネルギーが高まるキッカケとなりやすいです。
こちらも先ほど説明したダブルボトムと同様に、ネックラインを超えることが大前提です!
ネックラインは谷の頂点(高値)となる4点を線で結びます(上図のイメージ)。
ネックラインは一度超えると、次の下落時に反発線として機能することが多いので、上図のような押し目局面が、最高のエントリーポイントとなります。
長い下ヒゲ
長い下ヒゲは売りが出尽くし、下落トレンド終了のサインとなります。
下ヒゲが長ければ長いほど理想で、その際に出来高も増加していれば、根拠は更に高まります!
下落時は、売りたい人がどんどん増えていくため、買い支える人が耐えられなくなり撤退。
売りが売りを呼ぶ形となり暴落へと繋がっていきます。
そこで底入れサインとなるのが、長い下ヒゲです!
さすがにこれは安すぎる!売られすぎだ!と考えた投資家たちが一気に買うからこそ、ヒゲが長くなります。
上図のように、長い下ヒゲの翌日に大陽線が出現すると、売りたい人も減少し、買い支える人たちが増えた証となるため、上昇の圧力が高まっていきます。
底値圏での抱き線
抱き線とは、底値圏で前日の陰線を上から下まで丸っと包む大陽線が出ることを指します。
相場が開いて寄付後は前日より売り込まれるも、引けにかけてどんどん上昇し、前日の高値までも超えてしまう状態です。
前日の陰線と抱き線の陽線のサイズが大きければ大きいほど、底入れの根拠も高まります!
これも先ほど紹介した「長い下ヒゲ」と根拠は似ていますが、多くの投資家が安すぎる!と思うからこそ、強い買い圧力が入り大陽線を形成します。
下落が続いてきた相場で、突如大陽線が出現することは何かのサインです。
その際は抱き線の可能性を考えて、底入れサインを見抜く判断材料としていきましょう。
騰落レシオが70%を下回る
騰落レシオは市場の過熱感を表す重要な指標です。
以下の数値を基準に買われすぎ、売られすぎを判断します。
70%以下→売られすぎて底値圏(買いシグナル)
100%→中立の状態
100%超→値上がり銘柄のほうが多い
120%以上→過熱気味で高値圏(売りシグナル)
70%台までの下落は1年に1度は訪れることが多いです。
70%以下になることは1年に1度あるかどうかのレアケース。
直近で下回った出来事は、2018年末のクリスマスショックや2020年春のコロナショックになります。
しかし、このような数年に1度の暴落局面こそ絶好の買い場です!
キャッシュポジションも一定量抱えておくことで、売られすぎの際に買い出動で安値買いができます。
暴落時こそ、底入れ目処を判断するための重要指標です。
信用評価損益率
信用評価損益率って何?という方もいるかもしれないので説明します。
信用取引で売買する投資家がどれくらい含み損を抱えているかを表した指標です。
この信用評価損益率はマイナスの値を示すことがほとんどです。
「それはなぜか?」
個人投資家は含み益が出るとすぐに利確してしまう傾向が強く、含み損はすぐに損切りできないからです。
ここでも損切りに課題がある投資家が多いことがわかります。
数値としては、概ね0%〜ー20%の間で推移します。
0%付近→天井圏の目安
ー20%付近→底入れの目安
ー25%超え→信用の買い方の追証が発生し悲観相場
これまで紹介した6つの中で、いくつかの事象が同時に重なれば、底入れの根拠は大きく高まります。まずは全ての指標や、チャートの形を理解して、暴落時でも落ち着いたトレードができるようにしましょう!
まとめ
6つの底入れサイン
①ダブルボトム
②逆三尊(トリプルボトム)
③長い下ヒゲ
④底値圏での抱き線
⑤騰落レシオが70%を下回る
⑥信用評価損益率
まずはチャートや指標を見る習慣から付けていきましょう!
投資は周囲に相談できる人がいないケースが多く、暴落時の不安を共有できないことで、更に不安が高まります。
このようなテクニカルの知識を覚えておくだけでも、未来を少し予想した行動ができると思いますので、附に落ちるまで何度も見返して頂けると嬉しいです!
最後までご覧頂きありがとうございました!
この記事が読者の投資スキルの向上に少しでもお役立てできれば幸いです!
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